第9回 PCで観る動画ビデオ教材のポイント&テクニック 連載記事

今回はPCで観る動画という題で考えていきます。

この記事のポイント
  • PCで動画を視聴する場合のポイントについてご紹介します。
こんな方におすすめの記事です
  • eラーニングで映像を使った教材(コンテンツ)作成したい。

新しい視聴の形「ビデオ・オン・デマンド」

PCで動画を観るということは今はすっかり当たり前になりました。それにより、テレビ放送・ビデオソフトなどでしか映像を観る事ができなかった時代に比べ(映画の話は置いておきます)、視聴する側の映像視聴に対する意識は大きく変わったように思います。

PCにて映像と視聴が一般的になった理由は、PCの高性能化とブロードバンド回線の普及です。しかしこれによって既存のテレビ放送に代わるものという方向のみでなく、PCで視聴することによる新しい映像の視聴の形がいくつか生まれました。

そのひとつはインターネットテレビと呼ばれるものがあり、既存のテレビ放送と同じ内容や独自の番組を視聴できる、その名の通りのPCで視聴する映像番組です。考え方としては、映像が電波で送られてくる代わりにインターネット回線でデータを取得するというものですが、そのほとんどがビデオ・オン・デマンド、 ユーザが要求によりコンテンツを配信されるものです。伝送方式や視聴媒体の違いよりもこの要求により配信されるという形式がテレビ放送と決定的に異なります。

さらに進む高画質化

他にはYouTubeに代表される動画投稿サイト、ユーザー自身が動画ファイルをアップロードして、他のユーザーがそれを視聴するというものです。それだけ聞くならば自分で開設するwebページなりブログなりに動画を載せるのと大差がないようですが、動画専用として多くの人が訪れるサイトのコンテンツを提供するということになり、言い換えれば動画共有サイトというメディアより自身の動画を発信できるわけです。また、動画に対する視聴者のコメントや動画レスポンス(動画に対する動画による返信)を得やすく、デジタル放送でテレビが掲げた双方向というものがある意味実現しています。

上記のようなサービスもあり、PCにてネット上にある多大な映像を高画質で観ることのできる時代となったわけですが、国内のテレビはデジタルHD放送へ完全に移行となり更に高画質化が進みました。

制作にあたり見習うべきは利便性

PCで観るの動画は画質の面ではまだテレビのHD放送に譲ることが多いですが、方向性としては可能な限りの高画質をもとめるよりもテレビ放送にない要素で価値を高めていると考えられます。

欲を言えば大画面高画質で映像を観ることができれば良いという一面はありますが、映像にコメントをつけて楽しむようなサービスではページの動画以外の部分、操作のためのパーツやその他必要な情報の表示も重要なファクターなので、映像のクオリティというもはそれ程重要視されないケースが多いと思われます。

このブログはeラーニングが主題なので話をそちらへ持って行きますが、eラーニングでも画質が最も優先されなければいけないコンテンツというものは稀で、 同時に表示されるテキストや画像が動画より重要な場合もあります。また、「動作の軽さ」や「頭だし巻き戻し」等の操作性が重要な場合もありますので、制作にあたり見習うべきはテレビ放送よりも動画共有サイトにあるような利便性かもしれません。

また、学習教材は単調になりやすいという面もありますので、その解決に双方向というPCが得意とするものを有効に活用できればなお良いでしょう。

次回は少し視点をずらして、映像で用いる用語について述べたいと思います。

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PC動画で使われる用語
XUGNMOL
XUGNMOL
Flash デベロッパー

eラーニングコンテンツの開発を担当。ナローバンドが主流の時代から映像を使用した教材の開発に携わる。

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