第23回 インターレースの処理方法ビデオ教材のポイント&テクニック 連載記事

eラーニングで使用する映像を作成するために役に立つ知識・技術について紹介していきたいと思います。これから何回かにわたり画像のブレについて考えます。今回はその原因の一つであるインターレースについての続きです。

この記事のポイント
  • 画像がブレる原因について考えます。
こんな方におすすめの記事です
  • eラーニング教材(コンテンツ)に動画を使おうと考えている。
  • インターレースについて知りたい。

前回お話ししたように、被写体の輪郭にギザギザした線が見える現象、これはインターレースという方式で映像を記録していることによるものでした。しかし何故PCで視聴するときはそれが目立つのでしょうか。

PCでのブレを抑えるには?

それは、PCのモニターがインターレース方式で表示しないことが理由です。ちなみにPCのモニターはプログレッシブ(順次走査)という方式が通常で、これはインターレースのような処理をせず一度に全画面を表示します。(機材によっては最上部と最下部では表示に時間差が出ることがありますが、ここでは無視します。)

つまりテレビとPCでは本来画面表示の方法が違うので、ギザギザした線が見えるなどの問題が出てしまうということです。では、どうすればギザギザした線が見える現象を抑えることができるのか方法を挙げてみます。

プログレッシブで撮影・記録する

PCでの視聴を目的とするなら、始めからその表示に合った方式で記録するのが一番です。
なお、今までは触れませんでしたがHDTVにはプログレッシブの規格もあり、その方式で記録できるビデオカメラも民生用・業務用各種が販売されています。また動画撮影が可能なデジタルスチルカメラでもプログレッシブで撮影可能です。

走査線を半分のみ使用する

インターレースで記録された映像は1コマ内に2回撮影された情報が上から交互に並んでいるため動きのある箇所がギザギザに見えてしまうわけですから、その2回のうちの1回分の情報で描画をすれば、そのギザギザはなくなります。
通常この操作はAbobe Premiereなどの映像編集ソフトウェアで行います。ただしこの方法では情報量が半分になりますのでその分を残った情報で補完することになります。ま た、ぼかしをかけてギザギザを目立たないようにする方法もありますが、どちらの方法ももとの画像よりシャープさは失われます。

インターレースを解除

インターレースは処理がきっちりできていると確実に品位が向上します。基本的な仕組みを理解できていればその対応もしやすいはずですので、できるだけ留意したい項目です。

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インターレース記録方式による画像のブレ
XUGNMOL
XUGNMOL
Flash デベロッパー

eラーニングコンテンツの開発を担当。ナローバンドが主流の時代から映像を使用した教材の開発に携わる。

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