第25回 シャッター速度を上回る速度の被写体ビデオ教材のポイント&テクニック 連載記事

eラーニングで使用する映像を作成するために役に立つ知識・技術について紹介していきたいと思います。前回まではインターレースに起因する画像表示のブレについてお話しましたが、今回は「シャッター速度を上回る速度の被写体」ということで考えていきます。

この記事のポイント
  • シャッター速度を上回る速度の被写体について考えます。
こんな方におすすめの記事です
  • eラーニング教材(コンテンツ)に動画を使おうと考えている。

暗い場所での撮影は、シャッター速度を遅くする

今までに何回か出てきた話ですが、ビデオカメラの映像も基本は写真と同じ1枚の画を連続で撮影することです。そして、ビデオカメラは通常1秒に60コマの撮影を行いますので、最も遅いシャッター速度は1/60秒となります。(1/30秒のシャッター速度を実現するビデオカメラも存在しますがここでは除外します) 

夜間あるいは屋内等の暗い場所での撮影では、光を多く取り込む必要があるためレンズの「絞り」を開くとともにシャッター速度を遅くします。

例えば、撮影場所が暗いなどの理由でシャッター速度を最も遅くした場合では、1/60秒の間で被写体が動いた分も1コマとして記録されます。1/60秒という時間はそれこそ一瞬のことですが、仮に1秒で画面を横切る被写体があれば約10ピクセル分移動することになり、動きの速い被写体では1コマ単位で観るとややブレた画になります。

これは前回までのインターレースの話とは違い、映像として観る場合には特に問題となるものではありませんが、次のような場合には注意が必要になります。

映像として観る場合の注意点

映像から静止画を作成することはeラーニングコンテンツの作成では良く行われますが、一枚の画として使用するならば、たいていの場合ブレのない鮮明な画像が望ましいでしょう。また、クロマキー等で背景抜きを行う場合は、被写体の動きにより擦れて見えるような箇所は処理が難しくなります。

なお、動きの速い被写体をブレなく撮影するには、シャッター速度を早く設定する以外に方法はありません。そのためには十分な明るさが必要になりますので、しっかりとした照明機器の用意が必要になります。

また、ビデオカメラについては、全ての設定をオート機能で使用することが前提の機種よりも、絞りやシャッター速度を手動でダイレクトに調整ができる業務用カメラを用意できれば色々な環境に対応できるでしょう。

次のページは…
音声を大きくする方法
XUGNMOL
XUGNMOL
Flash デベロッパー

eラーニングコンテンツの開発を担当。ナローバンドが主流の時代から映像を使用した教材の開発に携わる。

eラーニングと映像 連載記事

RSSフィードで
最新情報を購読